改正建築基準法や住生活基本法の要件を十分に満たす畳。
これからの住まいの建て方と住まい方を「畳」を主役に考えてみませんか?
畳のおすすめポイント
特長1畳床のなかの空気が、高い断熱性と保温性を生みます。
5センチほどの厚さの畳床にはその材質に空気がしっかり詰まっています。空気は熱を伝えにくいという性質があります。つまり畳は冷たい空気をシャットアウトし、たくわえた熱を逃さない羽毛布団と全く同じ。だからあたたかく心地よいのです。
特長2 優れた吸放湿性で高温多湿な日本の住まいにぴったり。
夏は涼しく、冬はあたたかいという畳の利点を生み出しているのは、畳表のイグサと畳床。イグサがスポンジとなって湿気を吸収し、畳床のなかの空気が湿気を放出しながら、効率的に呼吸しているわけです。畳一帖分の自然吸湿能力は約500ml。ゆっくり湿気を吸って吐く畳は、高温多湿の日本の気候に最適な床材です。
特長3 弾力性があり、自然の色だから心にも体にも馴染みます。
畳の表(畳表)のイグサがスポンジ状の構造で空気をたくわえ、フカフカした感触を生み出しています。畳床にも空気はたっぷり。こうした空気がクッションとなり、寝ころべば心地よく、転んだときでも衝撃を和らげてくれるのです。また畳の色は人間の皮膚に近い自然色。畳は安らぎの触感と視覚を与えてくれます。
特長4 イグサの香りはリラックス効果抜群。空気も浄化します。
畳のすがすがしく懐かしい香りはイグサによるものですが、イグサの香りには鎮痛効果があります。また東大工学部の研究によって、イグサが人体にあまりよくない二酸化ちっ素を吸着する働きがあることが分かりました。畳は空気を浄化しながら、私たちに森林浴と同じようなリラックス効果をもたらしてくれるのです。
特長5 イグサは抗菌力も抜群。
イグサには強い抗菌性があります。森田洋博士(北九州市立大学国際環境工学部)の研究によるとサルモネラ菌・ブドウ球菌・腸管出血性大腸菌(O-157・O-26・O-111)・バチルス菌・ミクロコッカス菌等に抗菌性を示し繁殖を抑えることが実証されています。
その後の研究でお風呂に繁殖するレジオネラ菌や水虫に対しても有効なことが明らかになりました。
特長6 吸音・遮音効果があり、足音も気になりません。
畳の部屋はほかの部屋に比べて、静けさを感じます。これは視覚的に「落ちつき」を感じるからだけではなく、実際に畳の空気が余計な音を吸収してしまうから。衝撃を弱くする弾力性に加え、この吸音効果があるから、畳の部屋はいつも静かで、少々乱暴に歩いてもその震動や足音が弱まるのです。
集中力を高める
熊本で実験がありました。
中学生19人に簡単な算数の問題を解いてもらいました。
まず、19名を4つのグループに分け「熊本産藺草(イグサ)畳表使用の畳の部屋」と「会議室」にそれぞれ1時間いてもらい、問題を解いてもらいました。その結果、「畳」のある部屋の方が、10問程度正解数が多かったという結果が出ました。
アンケートで子供たちも「畳の部屋」の方がよかった、と答えました。
おの実験で「会議室」ではざわざわして落ち着かなかったが、イグサ使用の畳の部屋に入ると10分程度で静かになったとのこと。
イグサ使用の畳は精神を落ち着かせ、集中力を高めてくれることが実証されました。
主な畳のメリット
改正建築基準法や住生活基本法の要件を十分に満たす畳